赴任前~アメリカに持って行ったほうがよいもの

アメリカ赴任が決まった、さぁ準備・・・といったところで、初めての海外赴任だからこそ将来何が必要かわからないのは当然のこと。それがしの本を読んだりすればアドバイスが書いてあるのかも知れない。が、赴任の期間によっても計画の立て方が違うと思う。日本企業の現地駐在員なら基本的にビザの種類は L1 だと思う(H1-B だとアメリカの企業に転職できてしまう)ので、管理職などの役職のない一般社員なら 3年でビザの期限が切れて更新しなければならない。そうすると赴任期間のコースは、以下の通り。

  • 1.0年コース(任期が1年で、1年後に帰国という意味)
  • 2.0年コース
  • 2.5年コース
  • 3.0年コース←このコースは、ビザの更新と重なるため、3年前後の赴任の場合、通常は 2.5年コースか 3.5年コースのどちらかになるかと思われます。
  • 3.5年コース
  • 4.0年コース
  • 4.5年コース
  • 5.0年コース←L1ビザでは最長5年までしかアメリカに居られません。ビザの種類を H1 や E に変えるか、一度日本に帰ることになります。

コースによって違うといっても、基本的には同じかもしれない^^;。とりあえず yas 流のリストを挙げておこう。

  • 音楽
    yas は音楽がないと生きていけません。そのために家にあった CD 200~300枚をすべて iTunes にリッピングしました。エンコードはロスレス。160GB の HDD をひとつ用意してなんとか全曲入ったかな。その HDD は飛行機に乗るときに手荷物で持っていった。ほかにも仕事上で使ってきた大事なデータとかは別の HDD に入れて、バックアップも含めて合計 4つも持っていったっけ^^;CD を海外に送る必要もなかったので、時代の進歩を感じつつ、今でもこれは役に立っている(でもそんなに CD 持ってない人は送った方が早いかも)。
  • 下着
    これは、男性と女性でも違うと思うのだけれど、1年コースの場合は替えの下着も持って行く(送る)だろうから問題ないだろう。ただし、2年コースくらいになると、女性は問題が起きてくる。というのは、アメリカで売っている下着というのはほとんどが日本人の体型よりも大きい(ということは、バストが大きい人はいいかもしれない)ので、自分に合ったサイズはほぼ皆無らしい。なので、赴任の期間に合わせて下着を確保しておいた方がいいと思う。日本人に合うサイズの下着は日本でしか買えないから。かくいう男の私も、こっちで買ったパンツはお尻の部分がゆるくてモモの部分が相当きつかった。

  • アメリカに赴任したところには紀伊国屋書店とかあって日本の本も買えることはわかったのだが、驚いたのはその値段の高さ。税金を入れると1.5倍にはなるでしょうか。そう簡単に買えませんね。なので、赴任後日本にちょくちょく出張がありそうな人はともかく、出張がなさそうな人は1年分くらい買い込んでいくのがいいだろうと思う。私は仕事上、年に何回も日本には帰れてないので、日本に出張が決まったときには速攻で日本のアマゾンで本をオーダーして日本の滞在先のホテルに送るようにしている(ホテルは宅配便を保管してくれます)。こないだは本を20冊買ってアメリカに戻った。
  • 電子レンジ
    こちらアメリカは、アパートを借りるとオーブンと電子レンジと冷蔵庫はなぜか最初から備え付けなのが多い。というか、それがフツーなんじゃないかと思う。だから基本的に電子レンジは要らないのだが、日本の多機能なオーブン電子レンジに慣れてしまった人は、アメリカの電子レンジは物足りないことだろう。だからもしシャープのヘルシオとか持ってる人は迷わずアメリカに送ろう。こっちで買おうと思っても多機能なオーブン電子レンジは売ってない。
  • 変圧器
    さて、日本から電子レンジを持ち込んでも、電子レンジは電力を相当に使う。で、アメリカは日本と違って電圧が高い(基本的には 120V)なので、日本の100Vに比べて 20%増しである。家電もほとんどの場合そのまま使えないことはないのだが、常に10%も電子的に負担をかけてよいはずはない。たぶん使えてもその機器の寿命を縮める結果になると思う。そこで必要なのが110V→100Vの変圧器。しかし実はこれは日本ではなかなか手に入らない。日本の家電量販店にいくとわかるのだが、100V→110V に変えるものはみかけるが我々の欲しいその逆はないのだ。なので変圧器は赴任後、現地調達するしかないと思う。ネットとかで探せば、日本に帰国しそうな人がセールをしていると思うから、そこから買えばよい。必然的に中古ということになるけど、それまでその家族も使ってたわけだし、問題ないだろう。
  • 掃除機
    家電で、まだあった。掃除機。これは、日本のような形のものはほとんどアメリカでは売ってない。アメリカで買おうとすると、縦型の、基本的にカーペットを掃除するような業務用みたいなやつだからよろしくない。消耗品/交換部品であるフィルターも買い溜めしてくるのを忘れずに。
  • DVD
    これは、日本の DVD ソフトをアメリカでもどうしても見たいというならば、日本からソフトと共に持ってくるしかない。アメリカは日本とはリージョンが違うので、アメリカで買った DVD プレーヤーで日本のソフトは再生できない(アメリカはリージョン1、日本はリージョン2)。逆に、アメリカで買った DVD ソフトは日本から持ってきた DVD プレーヤーで再生できないから、DVD に関しては買うしかない。というか、DVD プレーヤー、数十ドルで買えるし、なんといってもアメリカはハリウッド映画作品は日本と比べ物にならないほど安いので、リージョン1のDVD プレーヤーくらい1台あってもいいと思う。アメリカは日本にあるような娯楽が少なく、ひきこもるかアウトドアするかって感じなので、映画生活も悪くはないだろう。
  • 年賀状
    赴任期間中、年末年始をはさむ場合は、日本で年賀状用のインクジェットハガキを買い込んでいくといいと思う。私の場合は年間だいたい 100枚使う計算で 300枚くらい買い込んでいった。
  • コンタクトレンズ
    コンタクトレンズの人は、注意が必要。会社で Vision Plan などの眼医者の保険付きの人は、保険でコンタクトレンズが買える(保険入ってまかなった方が少しは安くなる)ので、会社は現地での医療保険をどのように手当てしているのか赴任前に確認した方がよいと思う。もし眼医者でのコンタクトがカバーされず、赴任期間も1年程度の場合は、1年分くらい買っていってもいいかもしれない。
  • ティッシュ、ノート
    なぜかアメリカは紙製品が高い。文房具も日本に比べると価格性能比が極端に悪いと思う。アメリカのホチキスなんか何度も失敗する。文房具は絶対に日本のものに限る。
  • A4の紙
    紙で思い出したけどアメリカにA4というサイズはない。A4よりも少し背丈が短いレターサイズがすべてなので、もし日本へ何か文書を自宅のプリンタで印刷して送らなければいけなくなったとき、重宝する(たとえば、ネットで金融機関の手続き申請書の PDF をダウンロードして印刷する場合など)。

・・・と、とりあえずこんなところか。また思いついたら追記することにしよう。

2007/12/24 追記

・・・大事なモノを忘れていた!それは、

  • 炊飯器
    アメリカには、日本のように IH だとか高性能な炊飯器は売っていないので、これはぜひとも持っていくべき。ご飯は毎日食べるもの。炊飯器は一番いいものを持っていこう!

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